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5月13日、直前まで迷いましたが常念岳を目指すことに致しました。
理由としてはなんとしても残雪の穂高連峰を見たかったからなのです。
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しかし、前日の仕事が遅くなり仮眠の後、なんとか登山者用の駐車場に着いたのは朝7時です。
ご存知の通りここから一ノ沢登山口までは微妙な林道歩きです。
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この時点で半ば山頂は諦め、登山届けには常念乗越のピストンと記入しました。
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しばらく進むと「山の神」です。無事をお祈りして進んで参ります。
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前回ご案内した通り、この登山道は沢筋を進んで参ります。
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大滝ベンチに到着です。
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この後は沢沿いと樹林帯を進んで参りますが、途中で倒木が登山道を塞いでおりました。
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樹林帯は標高が上がると徐々に雪が出て参ります。
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烏帽子沢出合いでしょうか。
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笠原沢出合いからは登山道は雪に覆われて参ります。
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しばらくは登山道はご覧の状態で、この辺りが一番歩き難いかもしれません。
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しばらく進むと雪渓が開けて参ります。ここから常念乗越までは雪渓の直登です。ここでアイゼンを装着致します。
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ご覧の通り、竹竿にピンクのリボンの目印がございますので安心して進んで行けるのです。
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目印を左に曲がると斜度がまして参ります。ここでストックからピッケルに替えて進んで参ります。
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さらに斜度は増して参ります。
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乗越直下では斜度は40度近くでしょうか。
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振り返って見ると、このような感じです。
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登山口より3時間50分、ようやく常念乗越に到着です。
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時刻は11時20分です。ここから山頂までのコースタイムは1時間10分ですが、8号目より上はしっかりと雪が付いているようです。
ここからは標高差400m,往復二時間ほどのコースタイムです。ここに帰ってこれるのはどんなに急いでも12時半を回ってしまいます。
この日は午後より大気の状態が不安定になり、予報では雷雨の可能性も出ておりました。
雪渓の登りで心が折れかけた私にはこれより先に進む気力は残っておりませんでした。
槍も見る事が出来ました。しばらくここでのんびりする事に致しました。
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暫くすると山頂から降りてきた登山者と歓談できましたが、山頂からの景色は空気が澄んでおり素晴らしいものだったそうです。
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今回は残念ながら途中敗退となった常念ですが、残雪期の登山道を歩けたのは来年に向けての収穫だったと思います。
しかしながら、膝を傷めてから標高差1,200mしか歩いたことが無いにも関わらず、いきなり標高差1,600メートルの登山道に望んだのは無理があったのかもしれません。
色々と勉強できた今回の山行でしたが、来年のGWには再びこの登山道を登って山頂を目指したいと思います(しかし、この雪渓の直登はキツかった!)
今回訪れた印象としては、この登山道はこの時期が日帰りとしてはリミットでしょうか。下山時は乗越直下の急斜面の雪がグサグサになるのは当然ですが、沢の下部は踏み抜き地獄一歩手前です。しかも、雪渓の下は沢が流れているので降雨後などは特に注意が必要かと思われます。
*今回の山行の候補として、昨年訪れた蝶ヶ岳を考えておりました。下山後に山小屋の情報を見て見ると三股登山口付近で熊の目撃情報が相次いでいるそうです。鉢合わせにならないよう熊鈴などを必ず携帯するよう注意喚起されております。