カーブを過ぎると一段と道幅が狭くなります。
そして、「国道308号」の最大の難所の37%の急こう配のヘアピンカーブです。
カーブの上から見た「国道308号」です。
実は、この難所の手前で車を止めてしまったのですが、エンジン再始動後この坂をまったく上れず、バックにて比較的なだらかな坂の場所まで戻ってから再度アタック致しました。
おそらく、この区間はコンパクトな車でないと通れないと思いますが、コンパクトカーの非力なエンジンでは低回転では登れないかと思われます。
ある程度の回転数を維持しないとこの急坂を登ることはできないのですが、そこそこの速度は出ているので、思い切ったハンドルさばきも必要とされるのです。
(ちなみに、私の車はターボ付きのマニュアル車なので登ることはできましたが、峠まではすべて1速ギアでの走行でした。)
難所をすぎても急坂は続いてまいります。
ようやく、景色も開けてまいりました。
「暗峠」はもう間もなくです。
なんと、最後の最後にもう一つ難所がございました。
もちろん(?)左が「国道308号」です。
民家の間のきわめて狭い道路ですが、確かに「国道308号」です。
さらに、民家の間を進んでいくと、
なんと、「国道308号」は石畳となるのでした。
そして、程なく奈良県との県境となります。
「暗峠」には茶屋がございました。
ようやく峠を越えることができました。
そして、この狭いトンネルを超えると、
生駒と奈良の景色が見えてまいりました。
これより、「国道308号」はなだらかに(?)下っていき、国道168号への交差へと進んでまいります。
今回は、「国道308号」をご案内いたしましたが、1回で納めるつもりが3回にも及んでしまいました。おそらく、今後このような短い区間で3回にも及ぶことは無いのではとおもいます。
以前、四国の国道438号、439号を走行したときは、かなりきつい国道だと思いましたが、この「国道308号」はそれをはるかにしのぎました。おそらく、このような国道は全国でも稀ではないでしょうか。
今回、初めて「国道308号」走行致しましたが、まったく快走道ではございませんでした。しかし、「国道308号」は関西屈指の絶景道だと確信したのです。