「熊野古道(大日越)」⑦
〈熊野本宮大社~湯の峰温泉〉後編「月見ヶ丘神社」を越えても暫く登りが続きます。ようやく、あたりが明るくなってまいりました。頂上は間もなくのようです。頂上付近に到着です。この辺りは平坦な古道ですが、木の根が露になっており決して歩きやすくはありません。頂上を過ぎると、しばらく古道は歩きやすいなだらかな下りとなります。「念仏供養塔」だそうです。(鼻欠け地蔵は写真を撮っておりませんでした)古道はこの岩の間を...
View Article国道168号(熊野本宮大社~十津川温泉郷)
「湯の峰温泉」より、三度「熊野本宮大社」へもどり国道168号を北上することに致します。「国道168号」は昨年も走っておりませんでしたが、この道は以前は無かったように思います。しかし、ご覧の道幅のある区間はここまでで、これより先はタイトなカーブが続く以前のままの「国道168号」となります。「熊野本宮大社」から「十津川温泉」までは17km程で到着です。カーブの多い2車線の快走道を進み、赤色の橋が見えてく...
View Article「熊野古道(果無峠登山口~天空の郷)⑧
十津川温泉から本宮大社方面へ1kmほど進むと柳本橋が見えてまいります。柳本橋を過ぎ右折致します。事前の下調べでは、かなりの険しい道路とのことでしたが、予想に反してきれいに整備された道路でした。(以前ご案内した国道308号のほうが比較にならない険しい道路でした)これなら車で来ればよかったなと思いながら進むと熊野古道小辺路の案内が出てまいりました。さらに進むと、ご覧の標識が出てまいりました。当初は車道を...
View Article国道160号(~国道415号~氷見市)
「国道160号」は富山県高岡市と能登半島の中部に位置する七尾市を結ぶ一般国道です。その、路線延長は45kmほどと100番台の国道としてはとても短い国道なのです。能越自動車道の高岡北ICを下車し、「国道160号」へと向かいます。氷見市付近の「国道160号」は片側2車線の快走道が続きますが、先日の大雪のせいで路肩が所々狭くなっております。ご存知「氷見」と言えばブランドといえる「寒ブリ」ですが、地元の回転...
View Article国道249号(穴水駅~宇出津~小木漁港)
以前にお届けいたしました「国道249号」は外浦と呼ばれる日本海に面したエリアです。今回は、能登半島で内浦と呼ばれる富山湾側からご案内したいと思います。「国道249号」は七尾市から金沢市へと至る一般国道ですが、降雨の為、いきなり穴水町からのご案内です。画像はのと鉄道の終着駅「穴水駅」です。駅舎は最近改装され見違えるくらいきれいになりました。しかし、改札口から中に入ると景色は以前のままでした。「穴水駅」...
View Article国道249号(恋路海岸~見附島)
九十九湾を後にし、「国道249号」へ合流する手前に旧国道への分岐が出てまいります。この旧国道は狭く、走りやすいとは言えない道路なのですが、海沿いを走ることができ、能登の内浦の中でもお勧めの道路の一つです。分岐を旧国道方面へと進むと「恋路海岸」への標識が出てまいります。程なくすると「恋路海岸」が見えてまいります。この美しい海岸は悲しい恋の伝説から「恋路」と呼ばれるようになったそうです。「恋路海岸」には...
View Article国道249号(珠洲~県道28号~木ノ浦海岸)
「見附島」より旧国道を進むとすぐに国道249号に合流し程なく珠洲市へと至ります。「珠洲市」は能登半島の先端に位置します。この「珠洲市」は見附島、禄剛崎など見どころ満載の能登半島先端の町ですが、日本唯一の天然珪藻土の産地としても知られています。この珪藻土は2,000万年~1,200万年前に能登半島の海中に珪藻と言われるプランクトンの死骸が堆積してできたものだそうです。「国道249号」へ入り、珠洲市の市...
View Article「山中温泉」
先日、実家の石川県に帰省したのですが、その際に「山中温泉」に一泊することになりました。「山中温泉」は開湯1,300年を迎えた、石川県でも最も古い温泉で「鶴仙溪」など豊富な自然が残る温泉地です。また、松尾芭蕉が奥の細道の途中この「山中温泉」を訪れたことでも知られております。「山中温泉」湯元の「菊の湯」です。「菊の湯」は山中温泉の中心にある公衆浴場です。この「菊の湯」の名の由来は芭蕉が読んだ句の「山中や...
View Article国道249号(七尾市~穴水町)
今回は、前回の「国道249号」で、ご案内できなかった「七尾市~穴水町」間をご案内したいと思います。「国道249号」は七尾市街地を過ぎると「能登鉄道」と並行して進んでまいります。「国道249号」は田鶴浜を過ぎ、中島町へと進んでまいります。「能登中島駅」に到着です。このようなローカル線では列車を見ることは、なかなかできないのですが、偶然にも「穴水」行きの列車を見ることができました。さらに「国道249号」...
View Article福井県道204号~国道305号(冬の越前海岸)
先週の初めより実家の石川県に戻っておりました。関西から石川県へは、名神~北陸道が一般的ですが、下道派の私としてはめったにその行程を選ぶことがありません。今回も名神を京都東にて下車し、湖西道路より敦賀へと参りました。いつもなら、ここより北陸道へと行くのですが、今回はより海沿いの道路を選ぶことに致しました。国道8号に合流し、敦賀を過ぎ10kmほどで大比田です。そこより県道204号へと進むことができます。...
View Articleニセコ温泉郷(再訪)
今日の宿泊はニセコ昆布温泉です。(次の「道道66号」と日時指定を間違い内容が前後してしまいました)今回は札幌からの移動の為、いつもより早く到着いたしました。早速、ニセコ温泉郷にて温泉巡りをしたいと思います。前回ご案内した道道66号の通行止めゲートの1km弱手前の側道を左へと進みます。「雪秩父」が見えてまいりました。かつては宿泊施設もあったのですが、老朽化に伴い昨年の秋に日帰り温泉施設としてリニューア...
View Article道道66号(湯里ゲートより冬季通行止め)
先月の中旬より公私ともにバタバタしており、旅行・ブログ更新ともになかなか出来ないでおりました。3月15日より札幌にて用事があったため、今年初めての北海道に行ってまいりました。今までは初夏から秋にかけての観光シーズンしか行ったことがなかったため、楽しみと不安が半々といったところでしょうか。今夜の宿泊地はニセコです。いつもなら支笏湖の南側と通って向かうのですが、今回は札幌にて用事を済ませた後の為、国道2...
View Article国道273号(~糠平~三国峠)再訪①
今回の北海道は約一週間滞在の為、列車とレンタカーを交互に利用しての旅となりました。再び、札幌を出発した後、列車にて帯広へと向かい、そののちレンタカーにて今夜の宿泊地「糠平温泉郷」へと向かいます。少し時間に余裕があったので、寄り道することに致しました。帯広から国道241号を進み道道88号を進むと「芽登温泉」へ行くことができます。この道道88号は2回目ですが、景色がよく、かなりの快走道です。道道88号を...
View Article国道273号(~糠平~三国峠)再訪②
国道273号のタイトルでしたが①では国道273号は全く出てきておりませんでした。道道468号より国道273号へと進むとおよそ10km程で「ぬかびら温泉郷」へと至ります。ただ、今回はかなり時間に余裕があるため「ぬかびら温泉郷」を越えて、さらに寄り道をしたいと思います。「ぬかびら温泉郷」を過ぎ、国道273号を15kmほど進むと「幌加温泉」の案内が見えてまいります。そして、標識に従って左折し1.5km程で...
View Article石鎚山登山②
山頂まで3.0km地点をすぎ、登山道はしばらくアップダウンを続けます。登山道には植物分布に関する説明がありますが、この時期木々はまだまだ冬の装いでした。先ほどから200m進みましたが、この辺りになると100m進むのにも時間がかかってまいります。さらに進むと、今まで遮られていた登山道の左側の景色が開けてまいりました。「大山」の登山道と異なり、何合目とか標高何mの表示がないため現在の標高はわかりませんが...
View Article石鎚山登山③
「石鎚山」の山頂まではおよそ2km強ですが、石鎚山登山はここからが本番です。この「土小屋ルート」は稜線づたいに登山道が続きますが、この辺りで登山道は再び稜線の北側を進んでまいります。ようやく、山頂までは2.0kmです。登山口からはおよそ1時間半を要してしまいました。目の前には「石鎚山」の山頂がはっきりと見えてまいりました。標高が高く、稜線の北側のこの辺りの登山道には雪が何か所か残っております。4月1...
View Article石鎚山登山④
山頂までは、およそ1kmです。しかし、「石鎚山登山」の本番はこれからです。山頂までは750m、この辺りが最も登山道に雪が残っておりました。程なくすると鳥居が見えてまいります。そして、ここから成就駅からのルートと合流し、「二の鎖小屋」へと至ります。そして、この上に「二の鎖」があるのです。鳥居をくぐると「二の鎖」です。「これなら行けるかな」と思い、ほぼ垂直に近いこの鎖場を10mほど登ったのですが、一度止...
View Article国道439号①(大豊~京柱峠)
「石鎚山」を後にし、今夜は高知泊です。地図を見て国道494号より国道33号→国道439号→国道194号を経て高知市内へ入る予定でしたが、ナビはなぜか国道494号を勧めてまいりました。画像はありませんが国道494号は、なかなかの酷道で、国道33号にて高知市内に入ったほうが楽だったのではないかと今も思っております。そして、翌朝はいつも通り高知道→大豊→国道439号へと進みます。いつもなら国道32号→大歩...
View Article国道439号②(京柱峠~落合集落)
「国道439号」は、徳島市から高知県の四万十市に至る一般国道で、路線延長は348kmにも及ぶ一般国道です。地図で見ると、徳島から高知までの最短のように思えます。しかし、ご存知の方も多いと思いますが、この「国道439号」は通称「ヨサク」と呼ばれ、日本三大酷道の一つとして知られている国道なのでした。「京柱峠」を後にし、徳島県三次市の祖谷を目指すことに致します。後は、国道を下るだけと車を動かしたのですが、...
View Article国道439号③(名頃集落゛かかしの里“~見ノ越)
「落合集落」を後にし、さらに国道439号を東へと進むことに致します。国道439号はこの辺りでは、ご覧の通りの酷道区間になりますが、先に「京柱峠」を通っているためかとても走りやすく感じてしまいます。道路は狭いのですが、急なカーブが少ないのです。そして、何か所か小さな集落を過ぎると「名頃集落」が現れてまいります。この「名頃集落」に訪れるのは今回が2回目です。この標高800mに位置する「名頃集落」では村の...
View Article